基本領域
救急科専門医の概要と取得条件
科目概要
所属学会
専門医数
専門医機構認定専門医数:119人 ※1
性別比(男:女)
診療所 87.9:12.1
平均年収
専門医取得条件
医師免許取得が平成28年/2016年以降の場合
- 2018年4月以降に新制度(日本専門医機構認定)プログラム制で研修を開始し、プログラム修了後(3年後)であること
- 新制度(日本専門医機構認定)カリキュラム制の条件を満たすこと(新制度のカリキュラム制の条件は検討中)
プログラム修了要件の詳細については以下を参照
専門研修プログラム整備基準【出典】一般社団法人 日本救急医学会 救急科専攻医研修マニュアル 【出典】一般社団法人 日本救急医学会
専門医試験内容
■救急勤務歴審査
■診療実績審査
■筆記試験
<補足>
申請の際、「1.救急科領域専門研修プログラム専攻医 救急科専門医申請書」「2. 救急科領域専門研修プログラム修了証明書」「3. 医師免許証のコピー」「4. 申請手数料の入金証明」の提出が求められています。また、申請手数料として11,000円(税込)が必要となります。
専門医更新条件
救急科専門医資格の有効期限は5年間です。専門医認定期限が満5年を迎える前に更新申請を行わなければなりません。機構専門医資格の更新には、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 勤務実態の自己申告
正しい申告が原則であり、申告が実態と一致しているか否かについて勤務実態を検証することがあります。勤務形態については、直近1年間の実態を記載することが求められます。 - 診療実績の証明
「A:救急診療活動一覧の提示により診療実績を示す方法」、「B:能力判定試験(E-test)を受ける方法」があります。 - 更新に必須な単位:50 単位
専門医資格更新に必要な単位の算定は以下に示す i)~iv)の4項目の合計で行い、これを資格更新のための基準とします。4項目について5年間で取得すべき単位数を示します。項目 取得単位 i) 診療実績の証明(上記②に該当) 最小5単位、最大10単位 ii) 専門医共通講習 最小3単位、最大10単位(このうち3単位は必修講習) iii) 救急科領域講習 最小 15 単位 iv) 学術業績・診療以外の活動実績 0~15 単位
詳細については以下を参照
日本専門医機構 救急科専門医更新基準 【出典】日本専門医機構専門医試験受験者数
専門医試験合格者数
専門医試験合格率
- ※1 令和3年(2021年)8月時点
- ※2 令和2年(2020年)12月31日時点
- ※3 令和2年(2020年)10月時点のドクタービジョン掲載求人をもとに平均値を出しています
緊急度・重症度の高いケースにも適切な初期診療が求められる領域/救急科専門医
救急医には、ドクターヘリやドクターカーで現場に出動して搬送前から診療を行う役割や、ED(Emergency Department)に来る患者さまの初期診療にあたり、緊急度を判断する役割、重症病態を早期治療する役割などがあります。
その特性から、緊急度・重症度の高い患者さまにも対応することとなりますが、その分やりがいのある仕事と言えます。
そして、多忙なイメージのある救急医ですが、実際はシフト勤務制がほとんど。オンとオフがはっきりしており、家族や友人との時間、勉強や研究などの時間をしっかりと確保できます。ワークライフバランスを重視したい人にも向いている分野と言えるでしょう。
注意事項
- 本ページは公開日2022年7月12日時点の情報を参考に作成しております。
- 最新の情報につきましては、厚生労働省や各学会の発表をご確認ください。