基本領域
病理専門医の概要と取得条件
科目概要
病理学会では、「病理専門医」を「国民の信頼を得られるような病理診断能力、病理学的病態解析能力、倫理感などを具えた病理医」と定義。病理専門医となるには、日本の医師免許取得後に臨床研修を修了し、日本病理学会が認定する研修施設で3年もしくは4年以上の病理学研修を行います。所定の研修内容を修了したあとは、専門医試験(筆記試験、実技試験)に合格し、日本病理学会専門医制度運営委員会で審議・認定される必要があります。
所属学会
一般社団法人 日本病理学会
専門医数
2,557人
専門医機構認定専門医数:1,879人 ※1
専門医機構認定専門医数:1,879人 ※1
性別比(男:女)
病院 68.3:31.7 ※2
診療所 78.7:21.3
診療所 78.7:21.3
平均年収
1,576万円 ※3
専門医取得条件
詳細については以下を参照
専門研修プログラム整備基準 【出典】一般社団法人 日本病理学会 2022(令和4)年度日本病理学会病理専門医試験申請要綱 【出典】日本病理学会専門医制度運営委員会/錨地専門医資格審査委専門医試験受験者数
121人(令和2年度/2020年度)
専門医試験合格者数
113人(令和2年度/2020年度)
専門医試験合格率
93.4%(令和2年度/2020年度)
- ※1 令和3年8月時点
- ※2 令和2年12月31日時点
- ※3 令和2年10月時点のドクタービジョン掲載求人をもとに平均値を出しています
「Doctor's Doctor」基礎医学と臨床医学の架け橋として活躍する/病理専門医
「Doctor's Doctor」基礎医学と臨床医学の架け橋として活躍する/病理専門医病理医は、病理診断によって病名の確定や病気の進行、治療方針の策定、治療後の効果判定などを行えるほか、がん診療においては病理診断が最終の判断材料となるなど実臨床において大きな役割を担います。患者さまと直接対話をする臨床の現場とは異なり、その特性から「Doctor's Doctor」とも呼ばれています。
自身が医師として働く姿をイメージし、これらの情報を診療科選択の材料にしていただけたら幸いです。