基本領域
外科専門医の概要と取得条件
科目概要
所属学会
専門医数
専門医機構認定専門医数:0人 ※1
性別比(男:女)
平均年収
専門医取得条件
3年間の専門研修の修了時において、次の条件をすべて満たしていることが条件となります。
- 日本国の医師免許証を有し、医師としての人格および識見を具えていること
- 日本外科学会会員であること(年会費を完納していること)
- プログラム統括責任者から専門研修修了の判定(修了判定)を得ていること
- 以下の修了要件をすべて充たしていること
- 研修期間
- 診療経験
- 学術活動
- 日本外科学会定期学術集会への参加
- 日本専門医機構認定の共通講習受講
詳細については以下を参照
令和4(2022)年度:新専門医制度における外科専門医試験について 【出典】一般社団法人 日本外科学会専門医試験内容
■筆答試験
「外科領域専門研修プログラム整備基準」の到達目標1と2について、MCQ(Multiple Choice Questions:多肢選択式問題)によるマークシート形式の試験を行います。
・問題数:100題
上部消化管(15題)、下部消化管(15題)、肝胆膵脾(15題)、心臓+血管(15題)、呼吸器(10題)、小児(10題)、乳腺・内分泌(10題)、救急+麻酔(10題)
<補足>
受験申請は、日本外科学会HPの申請専用ページにて行います(申請期間中に限る)。なお、受験料は22,000円(税込)となります。
詳細については以下を参照
令和4(2022)年度:新専門医制度における外科専門医試験について 【出典】一般社団法人 日本外科学会専門医更新条件
外科専門医資格の有効期限は5年間です。専門医認定期限が満5年を迎える前に更新申請を行わなければなりません。
2022年より、一般社団法人 日本専門医機構が定める、専門医委員会が審査および認定・更新がスタートしています。外科専門医に関しては、当面は従来の日本外科学会専門医制度による更新を継続します。
- 日本国の医師免許を有し、医師としての人格及び見識を具えている者であること
- 申請時において、外科専門医であること
- 過去5年の間(令和4年度/2022年度は平成29年/2017年2月1日~令和4年/2022年10月6日の間)に、以下の学術集会などに出席し、合計して30単位以上の研修実績を有していること(ただし、日本外科学会定期学術集会に1回・10単位以上参加していることが必須)
1) | 日本外科学会定期学術集会 | 10単位 |
2) | 日本外科学会卒後教育セミナー | 10単位 |
3) | 日本外科学会生涯教育セミナー | 5単位 |
4) | 日本外科学会臨床研究セミナー | 5単位 |
5) | 日本外科学会定期学術集会で指定する特別企画(もしくはこれと並行して開催される指定のセッション) | 3単位 |
6) | 日本臨床外科学会 | 5単位 |
7) | 日本消化器外科学会 | 5単位 |
8) | 日本胸部外科学会 | 5単位 |
9) | 日本小児外科学会 | 5単位 |
10) | 日本心臓血管外科学会 | 5単位 |
11) | 日本呼吸器外科学会 | 5単位 |
12) | 日本血管外科学会 | 5単位 |
13) | 日本内分泌外科学会 | 5単位 |
14) | 日本乳癌学会 | 5単位 |
15) | 日本甲状腺外科学会 | 5単位 |
16) | 日本医学会 | 5単位 |
17) | 日本専門医機構の認定を受けて学会及び医師会等が開催する専門医共通講習及び外科領域講習 | 3単位 |
18) | 日本専門医機構の認定を受けて医療機関等が開催する専門医共通講習及び外科領域講習 | 1単位 |
19) | 6)~16)までに掲げた学会の生涯研修などの教育行事 | 5単位 |
専門医試験受験者数
認定試験:814人(令和2年度/2020年度)
専門医試験合格者数
認定試験:814人(令和2年度/2020年度)
専門医試験合格率
- ※1 令和3年(2021年)9月時点
- ※2 令和2年(2020年)12月31日時点
- ※3 令和2年(2020年)10月時点のドクタービジョン掲載求人をもとに平均値を出しています
- ※4 令和2年度の予備試験は実施せず、令和3年度へ繰り越し
日本の外科学の発展を追い求め、国民の健康に寄与する/外科専門医
設立100年以上の歴史を誇る日本外科学会では、外科学に関する関連学術団体との研究連絡、知識の交換、提携の場となることで進歩普及に貢献し、学術文化の発展と外科医療の向上を目指すことで国民の健康と福祉に寄与することを目的としています。外科学の進歩に合わせた生涯学習により、日本の外科学の発展を牽引していく人材が求められるでしょう。
医師のキャリア形成において、まず立ちはだかるのが診療科選択の壁。「自らがどのような医師になりたいのか」、「何を成し遂げたいのか」を今一度考えたうえで、後悔のない選択をするようにしてください。