
2023.11.21 開催(アーカイブ)
対患者コミュニケーションの苦手を
どう乗り越えるか
対患者コミュニケーションでのお悩みのある方、必見です。
講演内容
- コミュニケーションの理解は接遇技術とは異なる
- わかりあおうとする態度は、しばしばコミュニケーションの障害となる
- 「共感的な対応」は、時に共感の障害となる
- 意思決定「支援」から、意思決定「関与」の視点、そして実践へ
尾藤先生からのメッセージ
患者と医師とのやり取りは「異文化コミュニケーション」
患者「本当にインスリンが必要なんでしょうか?」
医師「先ほども説明しましたが、あなたの糖尿病の状態は深刻です。最悪死に至ることもあるんですよ」
以上のようなやり取りは日常診療でしばしば聞かれます。ここでの「先ほども説明しましたが」という言葉からは「なぜ何度も説明しているのに理解してくれないのか!?」という焦りを感じます。きっと議論が平行線のまま進展しないのでしょう。では、なぜ進展しないのか?おそらくそれはこの患者さまの理解力に問題があるわけではありません。
患者「私は患者失格ですね・・・」
医師「そんなことありませんよ。これから頑張っていきましょう!」
なんとなくよさげなやり取りにも聞こえます。私には、せっかくのコミュニケーションのチャンスがきれてしまった状況のように理解します。
今回のお話は、患者さまとのやり取りにおいてなかなかうまくいかないときの構造と、その状況をどのように乗り越えるかについて。そして逆に、表面上はうまくいっているようなやり取りが実は大きな断絶を生んでいるような構造と、その状況に気づいていく技術についてをなるべくリアリティをイメージいただけるようにお話したいと思います。ぜひご視聴ください!

講師:尾藤 誠司先生
東京医療センター内科医長
1990年岐阜大学卒業、1992年長崎医療センターで初期臨床研修を修了、1996年UCLA公衆衛生大学院卒業(科学修士)等を経て1997年よりNHO東京医療センター総合内科に入職。現在に至る。総合内科医として診療に携わりつつ、臨床倫理コンサルテーションや医療コミュニケーションに関する研究事業、社会発信を行っている。趣味のロックバンド"Haloperidolls"の代表曲は「固有名詞で愛されたいの」「向いたほうが前」「STOP!身体抑制」「No Drug, No Life」など。
・ WEBサイト「うまくいかないからだとこころ」 http://umakara.net/
・ "尾藤誠司 note" https://note.com/bitoseiji
・ YouTube "B氏とM氏の今夜もプライマリ・ケア", "Haloperidolls" https://www.youtube.com/@bitoseiji
※プロフィールは公開当時の情報に基づきます。
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