医師というキャリアを歩いていく中でブランクが発生する可能性はあります。何らかの大病を患ってしまったり、語学などの留学に行ったり、結婚・妊娠・出産というライフステージの変化があったり・・・と人生の中で一度仕事を辞める機会もあることでしょう。医師数は不足していると言われ売り手市場の医師求人の中で、ブランクはどの程度復帰に影響するのでしょうか?
1:医療の現場は日進月歩
医療の現場は日進月歩で進んでいます。日々様々な論文が発表され、昨日まで常識だったことが非常識になることもあります。手術の方法も最善の方法が頻繁に変わり、ブランクがあるとその知識についていけないこともあります。もちろん病院側も医師にブランクがあることを知った上で採用をするため、指導医を付けるなど何らかのサポートはあるはずです。それでもなお、最先端の知識と技術に追いつくことは難しいと言えるでしょう。
2:医師がブランクから復帰するには?
数年間のブランクがあると知識が追い付かないだけではなく、手術などにおける勘も鈍ります。そういった意味でも外科系の診療科で活躍するには、ブランクがあると厳しいとも言えます。ただし医師がブランクから復帰して医業に戻ること自体は不可能ではありません。例えば外科系から内科系や眼科、皮膚科などへの転科を前提とした転職は、ブランクがあっても可能です。
3:ブランクOKの求人を探す
安心して復帰できる方法として、ブランクありを可としている医師求人を探すことです。医師の求人サイトなどを見ていても、条件として「ブランクOK」というものがあります。また、転職コンサルタントのカウンセリングを受けて、「〇〇年ほどのブランクがあり、元は△△科で、××科にいくらくらいの給与で復帰したい」と相談するのもおすすめです。ネットだけで求職を完結してしまうと、就職活動におけるポイントが分からず苦戦する可能性があります。コンサルタントに協力してもらうことで、ブランクOKの医師求人の中でも条件が良いところを探すことができます。また、コンサルタントは職場の最新状況を把握していますので、復帰しやすい環境なのかどうか事前に見極めることができるでしょう。
ブランクOKの医師求人の中にはネット上には公開されていない非公開求人もあります。そのような求人を逃さないためにも、復帰を考えたらなるべく早めに転職サービスに相談してみましょう。
4:まずは非常勤・スポットから始める
いきなり常勤医として復帰すると生活リズムが大幅に変わり、ストレスが大きくなる可能性もあります。そのため、まずは非常勤やスポットの仕事から始めるのもよいでしょう。症例として責任の大きい難しいものを担当させられることは少ないので、ある程度安心して働くことができます。