私のターニングポイント「Uターン転職で理想の生活を実現し、新たな領域に挑戦」脳神経外科医A.Y先生(60代・男性)

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インタビュー 転職成功事例

公開日:2021.09.02

私のターニングポイント「Uターン転職で理想の生活を実現し、新たな領域に挑戦」脳神経外科医A.Y先生(60代・男性)

私のターニングポイント「Uターン転職で理想の生活を実現し、新たな領域に挑戦」脳神経外科医A.Y先生(60代・男性)

年収
2,400万円
雇用形態
常勤
診療科目
脳神経外科
施設種別
一般病院
勤務地
北海道 道南エリア
勤務形態
毎日オペ続きで、当直は月に10回
年収
2,400万円
雇用形態
常勤
診療科目
脳神経外科
施設種別
ケアミックス
勤務地
北海道 道東エリア
勤務形態
週3回の宅直で家族との時間を確保

50歳を過ぎると親の介護や自身の体力面・健康面への不安などで、働き方を見直す方も多いのではないでしょうか。今回は、年収を下げずに希望の条件でUターン転職を成功させた60代の脳神経外科医・Y先生にお話を伺いました。

両親が元気なうちにUターン転職を決意

本日はよろしくお願いします。まずはY先生のご経歴についてお教えください。

北海道にある大学を卒業後、一般病院に勤務して脳神経外科、麻酔科、救急科を経験してきました。長年、執刀するか麻酔をかけているかの生活でした。現在はメスを置いて、地元のケアミックス病院で院長をしています。

地元への転職を決意されたきっかけは何だったのでしょうか。

もともと、両親のサポートが必要になったらUターン転職をしようと思っていました。今も両親は元気なのですが、私が60歳になる頃に妻から「2人とも元気なうちに帰ったほうがよいのでは?」と提案されたこともあり、転職を決めました。

確かに親がいるときでないと親孝行はできないなと。父が90歳になることもあり、今がタイミングだと思い、地元への転職を決意しました。

Uターンへの不安はありましたか?

全くなかったです。地元にいたのは小学校1年生までだったので、Uターンで故郷に帰るというより両親のいるところに行くという感覚でしたね。もともと道内で転勤族だったので、雪や寒さにも慣れていて生活面に不安はありませんでした。

希望の条件で転職成功

Y先生は経歴・スキル・人脈と、すべてにおいて豊富なキャリアとご経験をお持ちですが、なぜ医師転職支援サービスを使おうと思ったのでしょうか?

当初は自分で転職活動を始めてみたのですが、3件ほど断られました。実際に一人で転職活動をするのは厳しいなと感じましたね。

自力で応募して面談の調整をして条件交渉も行うとなると大変ですよね。転職するにあたって、どのような条件を重視されていたのでしょうか。

「当直を減らすこと」と「オペをしないこと」です。前の病院では月に10回当直をしていて、50代後半になって体力的に限界を感じていました。脳神経外科医だけではなく麻酔科医としても勤務していたので、毎日オペ続きで気が休まらない生活から卒業したいという思いもありました。メスを置いて新たなことにチャレンジしたかったので、脳神経外科にはこだわっていませんでしたね。

現在の病院を選ぶ決め手となったポイントは何だったのでしょうか。

週3回の宅直でよいという点は大きかったです。年収についても、オペなしで仕事量は以前の半分になるにもかかわらず年収はそのままと聞いて驚きました。立地もあるかもしれませんが、ドクタービジョンの担当者にうまく交渉していただき、年収を下げることなく転職を実現することができました

また、看護師長の人柄の良さも決め手です。医師も事務長も大事ですが、看護師長がしっかりしている病院は非常に働きやすいです。実際に私が転職してきてからも看護師のみなさんをよくまとめてくださっていて助かっています。

ドクタービジョンで転職を決めた理由は、対応の早さと信頼できる人柄

医師転職支援サービスをもう1社利用されていたそうですが、最終的にドクタービジョンでの転職を決めた理由はありますか。

基本的にメールでのやり取りだったのですが、とにかく担当者の対応が早くて的確だったからです。地元で転職できないのではないかと焦っていたので、スピーディーに提案してくれて安心しました

条件面も、当直ではなく、本当に宅直でよいのか不安に思っていたのですが、すぐに確認してくれました。病院とのアポイントも素早く取ってくれて、日程調整もしやすかったです。

ドクタービジョンへの問い合わせから1か月で内定したとのことですが、とてもスムーズなやりとりだったのですね。

そうですね。あとは、対応の速さだけでなく、担当者はこちらのニーズに応えてくれましたし、質問にはしっかりと回答してくれたので信頼できました。あとは人柄ですね。仕事の話以外にも色々な話をしていて打ち解けていたので、条件面のことも遠慮せず、本心が言いやすかったです

転職して1年ほど経ちましたが、話が違うと感じたことは一度もありません。今でも感謝していて「次回転職することがあったら頼みます」とすでにお願いしています。

転職で仕事もプライベートも充実

現在は院長職と外来診療に注力されていますが、転職前と比較してどのような変化がありましたか?

大きな変化としては、メスを持たなくなったことですね。オペから解放されたのは体力的にも精神的にも楽になりました。転職して、初めて今まで無理していたのだなと気付きましたね。

今は外来診療に専念できていますが、一人ひとりの患者さんとこれほどゆっくり話ができるのは初めてです。病気の話以外にも地元で採れる昆布やウニの話など、色々な世間話ができて楽しいです。

ライフスタイルにも変化はありましたか?

1日3食決まった時間に食べられるようになりました。道東という北海道の中でも特に自然豊かな場所で、朝起きて夜寝るという、普通のことではありますが自分にとっては理想の規則正しい生活が送れています。

家族との時間も増えましたね。LINEで孫ともよく連絡をとっています。今までは家族との時間をあまり取れなかったのですが、転職してからはプライベートも充実していますよ。

理想のワークライフバランスを過ごされているようで本当によかったです。転職されてしばらく経ちましたが、手応えを感じた出来事やエピソードはありますか?

私の入職前は赤字経営だったのですが、約1年で黒字化できました。経営学や経済学を学んできた訳ではないのですが、個人経営の病院勤めで培ってきたコスト管理のノウハウを活かして立て直しを図りました。頑張りが成果として出てきて、やりがいを感じています。

たった1年ですごいですね。患者さんも増えたのでしょうか?

おかげさまで私が来てから3倍ほど増患しました。田舎なので、ネットの情報ではなくリアルな口コミで来てくださる方が多い印象です。家族や友人、近所の方などからの紹介で来てくださる方が増えました。

転職してきたときに地元の数多くの医療機関に電話でご挨拶をしたのですが、それも身を結んできていて開業医の先生たちからの紹介も増えています。これからも一人ひとりの患者さんや地域の医療機関の先生・スタッフたちとのコミュニケーションを大切にしたいと思っています。

転職成功のポイントは「武器を持ち挑戦し続けること」

最後に転職を検討している医師に向けて、メッセージをお願いします。

年齢を問わず転職で成功するためには、「自分の強みはこれだ!」という武器を持つことが大事だと思います。やはり武器を持っていると、転職後に他の先生たちと持ちつ持たれつの関係を築きやすいです。

今でこそ私は脳神経外科医という武器を持っていますが、実は元々苦手意識を持っていました。苦手と思っていたからこそ様々なトレーニングを積み、あらゆる状況を経験してきて、いつの間にか強みに変わっていました。自分の苦手分野から将来の武器が見つかることもあるかもしれません。

そして、私くらいの年齢で転職するのであれば、経験を活かして転職するより新しいことに挑戦してみるのもよいと思います。

Y先生自身メスを置いて新たなことに挑戦されましたが、自分にとってプラスになっていると感じることはありますか?

新しいことをするときは、すごく勉強しますよね。私は疑問に思ったことは、その領域の専門の先生たちにすぐ訊くようにしています。そうすると知識が増えたり、新たな気付きがあったりして嬉しいですし、私が得た情報や技術を患者さんに還元できればこれほど良いことはないですよね。

ずっと同じ環境で同じことをしていては、気付けないことも多いと思います。今まで積み上げた技術や経験が役に立たない訳がありません。何歳になっても、新しいことにチャレンジする精神が大切だと思います

コンサルタント
コンサルタントからの一言

初めて先生と面談をした際、ご自身のスキルの幅広さから転職先でやりたい業務の選択肢が非常に多かった中で、長年、専門とされてきた脳神経外科医のお仕事から離れたいとご希望されていた事が印象的でした。
私の思いとして、先生の転職先での「新しい挑戦」というのは是非とも後押しさせていただきたかった反面、これまで医師としてのキャリアの大半を費やして培われてきた武器を完全に手放してしまうのは納得出来ず、先生と何度も面談をした事をよく覚えております。
結果としてオンコール・病院待機の拘束時間を抑えられる慢性期中心の脳神経外科病院にて、これまでの経験を活かしつつ「院長職」という新しい挑戦が出来るご提案に繋がり、本当に良かったと思っています。

希望する働き方、次の職場に求めるもの、転職にあたってのご不安等、先生からお伺いするお話は全てご転職の支援をさせていただく上で大切な情報になり得ます。
些細な事でも構いませんので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

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ドクタービジョン編集部

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